


梓弓 130~140㎝
¥56,700 税込
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日本の暮らしには、禊祓いが自然にありました。それは神社にいってお祓い神事を受けることではなく、もっと日常の暮らしの中で行ってきた「掃く、拭く、叩(はた)く、撒く、そして入浴する」 これらすべてが禊祓いだったのです。
それらの行いの中で、人は自分で氣を晴れやかにしてゆく術を知っていました。
暮らしで扱う道具がどのような働きをしてくれるかを先人達は知っていて、使い込んだ道具を「神様」として尊み大事にしてきました。
しかし今、その働きが機械化や専門化されていったことで、自分自身で禊祓い出来ることを忘れてしまったたように感じます。
宮崎県上鹿川の山からいただいた梓弓の材となるミズメ(学名 アズサ)は、古来より先人がそうしてきたように、前日より木にヨキ(斧)を立てかけ、神酒・塩・水を捧げて祝詞をおこない、木を伐る了解をとり、山師の方々に伐って頂いたものです。
それぞれの山師の豊かな独創性で手作りされています。
梓弓とは、古くは神事や出産などの際、魔除けに鳴らす弓(鳴弦)として使用された神具で、神社での祭り弓、または渡り巫女のもつ神具の一つでもありました。梓弓という固定された様式はなく、アズサの木の枝にそのまま弦を張っただけの弓が使用されることもあったようです。
弓は「魔を射る」という意味からしだいに「武具」として発展しましたが、神祈具麻遊では、もう一度「祈りの神具」として暮らしに戻してゆきたいと考えます。
☆使用方法☆
どうぞ、日々の禊祓いにお使いください。
弦は指で弾くことをおススメします。
直接弦触れることで放たれる振動は柔らかく、その場に集まる命あるものすべてと共鳴するように優しく包み込み、
また身体の一部に弓を当てて音を出すと、弓から放たれる矢のごとく振動が身体の中をスッと整え、天地と繋げてくれます。
尚、音を出すための材は、昔は細い竹の棒を使用していたそうです。
【素材】 ミズメ(学名 アズサ)
【産地】 宮崎県上鹿川
国内木材の中でも最も高い弾力性を持ち、それ故に梓弓の材料となる。
サリチル酸メチル由来芳香もあり魔除けの意味を持つ他、昔は湿布薬としても使われていました。
弓の端を結ぶ弦には麻糸を使用し、柿渋や漆で仕上げています。
※予備の麻弦をお付けします。
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